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2022/10/11

OMOの導入メリット導入のメリットとは? デメリットや課題も併せて解説

オンラインとオフラインを統合し、顧客体験を向上させるOMOには、様々なメリットがあります。ただし、OMOの導入にはデメリットや課題もあるため、特徴を理解した上で施策に取り組むことが大切です。

この記事では、OMOの導入メリットとデメリット、OMO導入を成功させるためのポイントについて解説します。OMOの導入を成功させたい方はぜひ参考にしてください。

OMOの導入メリット

OMOとは、ECサイトなどを通じたオンラインの施策と、実店舗におけるオフラインの施策を統合するマーケティング手法です。OMOを導入すると、次のようなメリットが得られます。

 

販売機会の損失を低減

OMOを導入すると、販売機会を逃すことなく顧客に価値を提供できることがメリットです。例えば、ECサイトやアプリなどに商品検索機能を実装すると、顧客が探している商品をすぐに見つけられるようになります。

 

目当ての商品の在庫がある実店舗をオンラインで検索し、来店時に手に取って確かめてもらうといった施策も可能です。また、実店舗の展示商品に店頭在庫がなかった時、その場でECサイトから購入してもらうことで販売機会の損失を防げます。

 

顧客データ活用による真のニーズの把握

顧客の購入履歴などのデータをもとに、ニーズを把握できることもOMO導入のメリットです。OMOを導入すると、ECサイトと実店舗で取得したデータを連携し、顧客がどのような商品を求めているか分析できます。

 

購入タイミングや、同時に購入した商品の組み合わせに関するデータは、リピート購入や関連商品の販促に役立てることが可能です。また、実店舗における顧客の行動をデータ化し、導線や商品レイアウトを改善することもOMOの施策に含まれます。

 

顧客体験向上

OMO導入のメリットとして、顧客体験が向上することも挙げられます。目当ての商品がすぐに見つかったり、実店舗で商品を試してから購入したりできることは、顧客体験を向上させるために重要です。OMOを導入すると、顧客のスムーズな購買行動をサポートでき、顧客体験の向上につながります。

 

購入履歴などのデータをもとに、顧客に合った商品を簡単に購入できるようにすることも、顧客体験を向上させる施策の一つです。例えば、スーツや靴などを販売する店舗の場合、身体のサイズに関するデータをアプリに登録しておくといった施策が考えられます。

 

LTV最大化

OMOを導入し顧客体験を向上させると、LTVの最大化が可能です。初回購入時に顧客の期待を超える価値を提供できれば、二回目以降の購入につながります。また、顧客の都合に合わせて、ECサイトと実店舗のどちらでも商品を購入できることもLTVを高める要因です。

OMO導入に伴うデメリットや課題

OMO導入のデメリットとして、即効性を求める場合の施策としては向いていないことが挙げられます。OMOはあくまでも、顧客体験の向上を通じて長期的に収益を高めるマーケティング手法です。また、顧客に関する情報を活用する場合にも、一定量のデータを収集するまでに時間がかかります。

 

導入・運用のコストがかかることも、OMO導入時に注意すべきポイントです。ECサイトと実店舗の情報を連動するためのデータベースや、顧客向けのアプリなどを開発する際に費用がかかります。

 

また、OMOの仕組みを構築することだけでなく、それを正しく運用するための人材育成も課題です。実店舗で働く販売スタッフのオペレーション変更や、データの収集・分析を担当するスタッフの育成などを行う必要があります。

OMO導入を成功させるためのポイント

 OMO導入を成功させるには、まず顧客との接点を増やすことが重要です。実店舗しか顧客接点がない場合は、OMO施策を進めることができません。ECサイトやアプリ、SNSアカウント、メール配信システムなどを用意しましょう。さらに、実店舗で購入した顧客に対するアンケートなど、オフラインで情報を取得する仕組み作りも大切です。

 

顧客接点を単に増やすだけではなく、顧客の視点から最適化していく必要があります。欲しい商品をスムーズに見つけられるか、おすすめ商品の通知タイミングは適切かなどをチェックし、最適化しましょう。

 

オンラインとオフライン、両方における顧客の行動データを蓄積し、活用することもOMO導入を成功させるポイントです。顧客データを管理・分析できるシステムを用いてニーズを把握し、施策の改善に活かしましょう。

まとめ

OMOを導入すると、ニーズの把握や顧客体験の向上、LTV最大化などのメリットが得られるでしょう。オンラインとオフラインの統合により、販売機会を逃さずに価値を提供できます。

 

一方、OMO導入にはコストがかかることや、人材育成が必要といった課題もあります。メリット・デメリットの両方を理解した上でOMO導入に取り組みましょう。

OMOと似ている用語との違いや、OMOの具体的な成功事例は、以下の記事でご確認ください。

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