> > OMO成功事例8選!成功のコツも解説

2022/10/07

OMO成功のコツ

OMOを成功させるには、いくつかのコツを押さえる必要があります。

 

まず、事業のDX(デジタルトランスフォーメーション)化が重要です。オフラインとオンラインの施策を統合するOMOでは、顧客に関する様々なデータを扱います。ビッグデータを活用するために、ビジネスモデルを見直し、ICTツールなどのデジタル技術を取り入れることがポイントです。

 

また、ビジネスに関するデータを単に収集・活用するだけでなく、UX(ユーザーエクスペリエンス)を向上させる必要があります。ユーザーの顧客体験をより良くすることがOMOを成功させるコツです。

国内のOMO成功事例

 西武・そごう「CHOOSEBASE SHIBUYA」

CHOOSEBASE SHIBUYAは、2021年9月2日にオープンしたメディア型OMOストアです。店頭で見た商品を自宅からECサイトで購入する、オンラインで注文した商品を店舗で受け取るといった顧客体験が実現されています。

 

店内の通行や来店、購買などをAIカメラで解析している点や、店頭とECの在庫情報がリアルタイムに連動している点も特徴です。

 

ニトリ

家具などを販売するニトリは、ニトリアプリの開発を軸としてOMO戦略に取り組んでいます。ニトリアプリでは、撮影した写真を使ってECと実店舗の両方から商品検索が可能です。また、検索した商品が店内のどこにあるかを表示するなど、スムーズな買い物を支援する機能が備わっています。

 

BEAMS

BEAMSではOMO施策を実施するため、実店舗とECサイトの顧客データベースを統合し、一元管理できるようにしました。ECと実店舗のどちらで購入した商品も把握できるため、実店舗のスタッフは顧客に合わせた接客が可能です。

 

また、店舗スタッフが動画やブログなどを使ってファッションに関する情報発信を行い、顧客接点を増やしています。

 

SHIPS

SHIPSも、ファッション小売業で様々なOMO戦略を実施する企業の一つです。店舗の在庫が欠品していても、ECに在庫があればその場でオンライン注文を行い、店舗のレジで決済できる仕組みがあります。

 

また、公式サイトから気になる商品を取り置きし、店舗で試着することも可能です。実物を確認した上で購入するか決めたいというニーズに応えるサービスを提供しています。

 

Zoff

眼鏡販売店のZoffでは、オンラインストアのID登録により、視力や補償内容などのデータを保存することが可能です。2回目以降の来店時に、視力検査などの手間を省きスムーズに購入できます。

 

また、メガネの完成通知をLINEで送信する仕組みなども、Zoffが取り組むOMO施策の一例です。

 

サントリー「TOUCH-AND-GO-COFFEE」

TOUCH-AND-GO-COFFEEは、2019年6月にサントリーがオープンしたテイクアウト専用のカフェです。LINEからコーヒーをネット注文しておくと、店舗の専用ロッカーで商品を受け取れます。

 

決済もLINEで完結でき、待ち時間や会計時間がかからない点がTOUCH-AND-GO-COFFEEの特徴です。また、ボトルに貼るラベルの名前や色もLINEからカスタマイズできます。

海外のOMO成功事例

以下では、海外のOMO事例を紹介します。

 

Amazon GO(アメリカ)

Amazon GOは、大手EC企業のAmazonが運営する実店舗です。店内のカメラやマイクと、ユーザー端末のアプリが連動し、棚から商品を取ってゲートを通過するだけで商品を購入できます。顧客の購買体験にフォーカスし、ウォークスルー型のレジを導入したことがこの事例のポイントです。

 

アリババ「フーマーフレッシュ」(中国)

中国の大手EC企業アリババが運営するフーマーフレッシュでは、様々なOMO施策が行われています。ECと実店舗の両方で、会員向けのスマートフォンアプリから決済が可能です。また、実店舗から3km以内のエリアなら、ECから注文した商品が最短30分で配達されます。バーコードで産地を確認できる仕組みや、購入した食材の調理サービスなども、フーマーフレッシュの特徴です。

まとめ

OMOの成功事例は、国内外の様々な企業で生まれています。ICTツールの活用やDX化を進め、顧客体験を向上させることがOMOを成功させるコツです。企業でオフラインとオンラインの施策を行っている場合、OMO戦略を取り入れてみてはいかがでしょうか?

OMO戦略の考え方や施策の進め方については、以下の記事もあわせてご覧ください。

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